みなさんは、熱中症の治し方を知っていますか?
現在の日本は一昔前に比べると、想像もできないような暑さで、外に数分いるだけでも汗をかいてしまうような猛暑に見舞われています。
そんな猛暑に襲われる夏に気をつけたいのが『熱中症』です。
近年の気候の変化に伴って徐々に注目されてきている熱中症ですが、以前までは外でスポーツをする人や、外で仕事をしている人などが罹る病気だといわれてきました。
しかし、今では誰もがなり得るとても怖い病気だということを知っておかなければなりません。
そこで今回は、もし万が一熱中症になってしまった際にどうしたらいいのか、熱中症の治し方について詳しく紹介していきます。
熱中症の治し方について全然知識がないという人は、ぜひチェックしてみてください。
目次
熱中症とは?簡単に解説
はじめに、熱中症がどのような症状なのかわからないという人向けに、熱中症とはいったいどのような症状なのかについて解説していきます。
熱中症ってなに?と思っている人はぜひチェックしてみてください。
熱中症とは
熱中症とは、ひとことであらわすと『身体が暑さに耐えられず、あらゆる症状を引き起こしてしまう』となります。
数年前まではよく『日射病』というワードが認知されていましたが、日射病とは熱中症の中のひとつです。
熱中症には、大きく分けて2種類あり、日射病・熱射病に分かれます。
みなさんのイメージしているような、外の気温に耐えきれず症状を引き起こしてしまうことを日射病といい、室内などの屋内で症状を引き起こしてしまうことを熱射病といいます。
今までは、屋内で症状を引き起こすような人が少なかったため、みなさん日射病の認知が高かったのですが、ここ数年の異常気象で室内や車の中でも症状を訴える人が増え、その頃から熱中症という言葉が広まりました。
熱中症の症状
次に、熱中症の症状について紹介していきます。
「もしかして、これって熱中症?」と疑問を感じたことがある人は、ぜひチェックしてみてください。
熱中症の7つの症状
- めまい・顔のほてり
- 筋肉痛・けいれん
- 倦怠感・吐き気
- 多すぎる、または少なすぎる汗
- 高体温
- 意識がもうろうとする
- 水分補給が難しい
熱中症になると、主に上記のような症状を引き起こします。
めまいや倦怠感などでは「疲れかな?」と勘違いしてしまうケースも多く、熱中症の発見が遅れてしまう場合があります。
上記以外にも、腹痛や皮膚の異常など、あらゆる症状を引き起こすとても怖い疾患のため、最低でも上記の症状を覚えておき、熱中症が疑われる場合は直ちに対処する必要があります。
熱中症の治し方について詳しく解説!
次に、万が一熱中症になってしまった時の治し方、対処法について紹介していきます。
もし自分や周りの人に熱中症のような症状が出てしまった人がいたときのために、気になる人はぜひチェックしてみてください。
- 暑い場所から避難する
- とにかく冷やす
- 水分・塩分の補給
以下では、1つずつ詳しく紹介していきます。
暑い場所から避難する
熱中症の治し方、対処法としてまず挙げられるのが、暑い場所から避難するという点です。
屋外にいる場合、日向では特に熱中症になってしまう危険度は増します。
もし、直射日光が当たっている場所で熱中症の疑いがある患者がいたら、冷房の効いている屋内や、最低でも日陰など、暑い場所から避難するということを心がけましょう。
とにかく冷やす
熱中症の治し方、対処法として、暑い場所から避難する次に行なうべきこととして、とにかく冷やすという点が挙げられます。
熱中症が疑われる患者の体内には熱がこもっているため、衣服をできるだけ脱がせ、熱を外に逃しましょう。
さらに、身体に水をかけてうちわで仰いだり、氷を首や股関節など、太い血管が通っているところに当てがい、体温を下げましょう。
数年前までは、身体を急速に冷却する行為はショック症状などを引き起こしてしまう可能性があるため避けられていましたが、現在ではあまり問題視されていません。
それよりも、熱中症=とにかく冷やす!という認識を持っておくことをおすすめします。
水分・塩分の補給
熱中症の治し方、対処法として、余裕があれば水分や塩分の補給をするという点が挙げられます。
意識がもうろうとしていたり、吐き気がある場合には無理に水分補給をしてしまうと、症状が悪化してしまう可能性もあるため注意が必要ですが、可能であれば行なっておくと良いでしょう。
冷たい水や経口補水液、塩分タブレットなどを常備しておくと、急に熱中症になってしまった時に役立つため携帯しておくと良いでしょう。
1番優先するべきは医療機関の受診!
熱中症になってしまった際の治し方、対処法について紹介しましたが、1番優先すべきなのは医療機関への受診となります。
熱中症にはさまざまな症状があり、上記でも紹介しましたが疲れや風邪などとご認識してしまいがちです。
放っておくと症状が悪化し、危険な状態になってしまうということも十分に考えられます。
暑い夏の季節は、いつも以上に身体に気を使い、少しでも違和感を感じたら熱中症を疑い、心配であれば医療機関を受診しましょう。
医療機関を受診すれば、専門スタッフが正しい処置をしてくれます。
専門の診療科目でなくとも、医療機関は熱中症の処置が行なえる環境は整っています。
眼科、皮膚科、整形外科の病院や接骨院などでも、涼しい環境で十分に休息が取ることが可能なため、もし何かあれば、お近くの医療機関を受診してみてください。
まとめ
熱中症になってしまった際にどうしたらいいのか、熱中症の治し方について詳しく紹介しました。
万が一自分や周りに熱中症を疑う人がいたら、今回紹介したことを実践してみてください。
熱中症の治し方について気になっている人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
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治し方 / 熱中症