みなさんは、急な腰の痛みに襲われたことはありますか?
何の前触れもなく、急に腰を痛めてしまうことを通称『ぎっくり腰』といいます。
「話は聞いたことがあるけど、実際になったことがないからわからない」「自分はまだ年齢的にも若いから大丈夫だろう」などと思っている人でも、いつ急な腰の痛みに襲われるかはわかりません。
比較的若い年齢の人でも、ぎっくり腰になってしまう人はたくさんいらっしゃいます。
そこで本記事では、急な腰の痛みについて、ぎっくり腰とは一体どのようなものなのか、もし急な腰の痛みに襲われたらどうしたら良いのか?などについて詳しく紹介していきます。
急な腰の痛みでお悩みの人は、ぜひチェックしてみてください。
目次
急な腰の痛み!通称『ぎっくり腰』とは
はじめに、急な腰の痛みである、通称『ぎっくり腰』がどのようなものなのかについて詳しく解説していきます。
ぎっくり腰についてあまり知らないという人は、ぜひチェックしてみてください。
ぎっくり腰とは
急な腰の痛みであるぎっくり腰とは、実は病名ではありません。
四十肩や五十肩のように、俗称のような形でみなさんぎっくり腰と呼んでいます。
ぎっくり腰とは、正式には急性腰痛といい、突然起きてしまう腰痛のことを指します。
ぎっくり腰の原因
ぎっくり腰の原因にはいくつかありますが、代表的なものに以下のような原因が挙げられます。
- 重いものを持ち上げる
- 無理な体勢で腰に力を入れる
- 咳やくしゃみ
- 心因的なストレス
ぎっくり腰は、上記のような突発的な動作などで起こりやすく、若い年齢層よりも中高年の人に起こりやすいといわれています。
しかし、上記のような動作が起こると誰にでも起こるというわけではなく、元々腰にある程度の負担がかかっており、腰の筋肉が硬いことが大元の原因となります。
硬くなった筋肉に上記のような負荷がかかると、急な痛みに襲われるという仕組みになっています。
ぎっくり腰の症状
ぎっくり腰の症状として挙げられるのは、強い痛みです。
主に患部に強い痛みが発生し、その他の部分には症状は起こらないのが急性腰痛の特徴です。
むしろ、お尻や太ももに痛みや痺れが発生した場合には、腰椎椎間板ヘルニアなどの別の疾患の可能性を疑います。
ぎっくり腰の強い痛みは、魔女の一刺しと例えられるくらいの痛みで、実際になったことのある人にしかわからない辛さとなります。
急な腰の痛みに襲われたらどうしたら良い?詳しく解説
次に、急な腰の痛みに襲われたらどうしたら良いのかについて詳しく解説していきます。
ぎっくり腰を過去に経験している人であればある程度はわかると思いますが、初めてぎっくり腰になってしまった人などは、腰が痛すぎてどうしたら良いのかわからなくなってしまうと思います。
以下では、さまざまな状況別の急な腰の痛みに対する対処法を紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。
痛みはあるものの歩ける状態の場合
急な腰の痛みに襲われ、強い痛みはあるものの歩くことはかろうじてできるといった場合、近隣の整骨院や接骨院への受診をおすすめします。
整骨院を受診すれば、柔道整復師の問診、検査、施術を受けられるため、1回の治療でぎっくり腰が治るとは考えにくいですが、何もせず自宅で過ごしているよりも回復のスピードは上がります。
また、その時に自宅での過ごし方などのレクチャーも受けられるため、動けるのであれば整骨院を受診しましょう。
また、歩いたり軽く動くことが可能な場合は、安静にして寝ているよりも、動いていた方が回復は早いため、仕事を休むことはせず、できる範囲で動くよう心がけましょう。
自宅付近を数十分散歩するだけでも、症状は軽くなることが多いです。
ぎっくり腰になってしまったものの、多少は歩ける程度であればどんどん動くことを意識することをおすすめします。
痛くて自宅から動けない場合
急な痛みに襲われ、その場から動けなくなってしまったという人もたくさんいらっしゃいます。
上記のように、自分の足で歩くことができず、人に手伝ってもらっても動くことができない場合は、無理に動こうとはせず、安静にしていると良いでしょう。
ぎっくり腰の場合、数時間安静にしていれば多少動けるようになるはずです。
その日に動くことは難しくても、翌日には少し動けるようにもなるでしょう。
また、痛みは続いていたとしても、体の使い方を覚えてなるべく痛みの出ない動き方というものを覚えていくはずです。
腰自体に力を入れると痛みが生じるため、足や手の力をうまく使い、体制を変えたり立ち上がったりすると良いでしょう。
ぎっくり腰で動けない場合、できれば横向きで安静にすることをおすすめします。
うつ伏せや仰向けが長時間続いてしまうと起き上がることが難しくなってしまう可能性があるため、できれば横向きを心がけましょう。
時間が経過し、動けるようになったら整骨院などの医療機関を受診するようにしましょう。
痛みが強すぎて不安になってしまったり、一刻も早く動かなければいけないなどの状況の場合、救急車を呼ぶことも選択肢に入れておくと良いでしょう。
まとめ
ぎっくり腰とは一体どのようなものなのか、もし急な腰の痛みに襲われたらどうしたら良いのか?などについて詳しく紹介しました。
急に腰の痛みに襲われた時、ぎっくり腰の症状や対処法について知っておくことで、もしその場に立ち会った時の対応が変わるはずです。
知っておくことで、より良い対応ができれば回復のスピードも変わりますので、知らなかったという人はぜひ実践してみてください。
急な腰の痛みについて気になっているという人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
タグ
急な腰の痛み