新型コロナの流行にともない、日本人の働き方にも変化が現れてきています。
毎日会社へ出社して業務を行っていた方達も、自宅からリモートの機能を利用して在宅ワークを行うようになりました。
通勤する時間が省けるため、時間を有効に使えるというメリットがある一方で「在宅ワークの頻度が増えて腰痛を発症してしまった」という方が非常に増えているのです。
デスクワークが中心の方にとって、腰痛は非常に悩ましい問題となっています。
そこで本記事では、在宅ワークによって腰痛で悩んでいるという方に向けて、在宅ワークで腰が痛くなってしまう原因や、自宅でできるイスの工夫などについて詳しく解説します。
目次
なぜ在宅ワークで腰痛が起きるのかについて解説
会社で仕事をしている時と在宅ワークで仕事をしている時では、勤務時間は同じなはずなのに、なぜ在宅ワークの時のみ腰痛を発症してしまうのでしょうか。
考えられる原因は大きく分けて2点あります。
以下では、在宅ワークで腰痛が起きてしまう原因を詳しく解説します。
仕事環境の違い
在宅ワークになることで腰痛を引き起こしてしまう最大の要因は、仕事をする環境の違いです。
会社では『仕事専用のデスクとイス』が用意されており、適切なデスクとイスの高さにて不自由なく仕事に打ち込むことが可能です。
しかし、自宅では仕事専用のデスクとイスを用意している方は少なく、食事等をするテーブルを利用して仕事をしている方が多くいらっしゃいます。
また、床にパソコンを置いて仕事をしている方や、寝そべりながら作業をしている方も中にはおり、このような環境下で仕事を続けていると首や肩、腰への負担は非常に多くなってしまいます。
普段とは慣れない環境で長時間仕事をすることによって、非常に高い確率で腰痛を引き起こしてしまうでしょう。
通勤の有無
営業職の方などは外回りの仕事などがあることから、運動不足に陥る可能性はあまり高くありません。
しかし、常にパソコンと向き合っている事務職の方は、朝から晩まで座りっぱなしの姿勢が続きます。
そのような方達は、ジムに通っていたり趣味で体を動かしていない場合、運動不足になってしまいますが、通勤である程度の距離を歩いているのであれば、それが結果として良い運動になっているケースが多いのです。
しかし、在宅ワークになり毎日の通勤がなくなってしまうと、程よい運動の機会が失われてしまうため、全身の血流が悪くなり、筋肉が硬化して腰痛を引き起こしてしまうのです。
在宅ワークで腰痛を予防するポイントを3つ紹介
上記で紹介したように、会社での環境と自宅での環境は大きく異なり、仕事をするに適していない自宅で長時間作業を行ってしまうと、高い確率で腰痛を引き起こしてしまいます。
しかし在宅ワークだから絶対に腰が痛くなる、というわけではなく、少し工夫を加えるだけで腰痛を予防することが可能です。
以下では、在宅ワークでも腰が痛くならないような方法を紹介します。
ゲーミングチェアなど高性能なイスを使う
在宅ワークで快適に仕事を実施するためには、ゲーミングチェアなどの高性能なイスを使うことをおすすめします。
ゲーミングチェアは人間の身体にジャストフィットするような設計に作られており、座っていても腰に負担がかかりにくいという利点があります。
実は人間は、立っている時の姿勢よりも座っている時の姿勢の方が腰への負担が大きいと言われており、在宅ワークでは長時間の座り姿勢が強制されてしまいます。
ゲーミングチェアなど、腰への負担を軽減してくれるイスを使うことにより、長時間座っていても疲れにくい環境を作ることが、腰痛予防につながります。
バランスボールをイスの代わりとして使う
フィットネスクラブなどでのエクササイズ等で利用されるバランスボールも、実は腰痛予防で大活躍するグッズです。
在宅ワークの際、普段座っているイスをバランスボールにすり替えるだけで、ほとんどの方が腰痛になりにくくなっています。
バランスボールとは、球体の形をした柔らかいボールになっており、ただ上に座っているだけではバランスが取れずに横へ転げ落ちてしまいます。
体幹に力を入れ、良い姿勢を保っていなければバランスボールの上に座り続けることができないため、バランスボールに座って仕事をすれば嫌でも良い姿勢が取れるようになるのです。
良い姿勢であれば、ある程度長い時間座ったままでも腰が痛くなることは少なく、姿勢矯正も兼ねて行えるためおすすめです。
時間を決めて体を動かす
長時間の同一姿勢を防ぐために、あらかじめ決めた時間を過ぎたら、ストレッチや軽いエクササイズを行うなどのルールを設けることをおすすめします。
具体的には30分〜1時間のタイマーをセットし、タイマーがなったら1.2分ストレッチ休憩を入れるなどして業務を行うことで、全身の筋肉が硬まりにくくなり、結果として腰痛の予防にもつながります。
まとめ
会社での仕事環境よりも劣ってしまう在宅ワークでは、腰痛予防をするために自身での工夫が必要となります。
ゲーミングチェアーやバランスボールなど、イスに工夫を加えることで腰痛が改善する可能性は高いため、気になる方はぜひ試してみてください。
在宅ワークによる腰痛でお悩みの方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。
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イス / 腰痛