みなさんは、ぎっくり腰になってしまったという経験はありますか?
何度かぎっくり腰を経験している方ならわかるかと思いますが、ものすごく強い痛みに襲われることで知られているぎっくり腰は、経験したことのある方でないとわからない辛さがあります。
そんなぎっくり腰ですが『もし明日自分がぎっくり腰になってしまったら』『もし明日家族や友人がぎっくり腰になってしまったら』あなたならどうされますか?
ぎっくり腰の正しい対処法を知っているという方は少なく、むしろ間違った対処をされている方がとても多いという印象を受けます。
そこで今回は、ぎっくり腰になってしまった時にどのような対処を行えば良いのかについてご紹介していきます。
もし自分や友人、家族がぎっくり腰になってしまった時に、正しい対処法を行えるような知識が身につきますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
目次
整骨院への受診がマスト
まず結論から申し上げると、もしぎっくり腰になってしまったら、整骨院を受診することが1番理想となります。
以下では『なぜ』整骨院への受診がマストなのかについてご紹介していくので、ぜひチェックしてみてください。
柔道整復師に診てもらうことが可能
まずはじめに、柔道整復師に診てもらうことが可能というメリットがあります。
柔道整復師とは、整骨院にて怪我の治療を行うには必須の資格で、国家資格に認定されています。
身体の知識、情報をたくさん知っている業界のプロです。心配なことがあれば何でも相談しましょう。
症状の見極めが難しい
ぎっくり腰といっても、筋肉を痛めている場合や関節を痛めている場合、炎症が起きている場合や起きていない場合など、症状は状況や経過日数で全く変わります。
アイシングをするべきなのか温めるべきなのか、安静にするべきなのか運動を行った方が良いのかなど、行うべきことの見極めが難しいため、整骨院に受診することをおすすめします。
色々な治療機器が揃っている
当たり前ですが、整骨院は一般の方の自宅よりも、ぎっくり腰に対する治療機器が揃っているという点が挙げられます。
実はぎっくり腰は『マッサージをすれば治る』というわけではありません。
炎症症状が起きているぎっくり腰に対しては、むしろマッサージを行ってしまうと痛みが増してしまい、改善が遅くなってしまうのです。
整骨院ではそのような場合、電気治療や超音波治療器などを用いて、適切な治療を行えるため、とてもおすすめです。
整骨院に行けない場合はどうしたら良い?
上記では、ぎっくり腰になってしまったら、まずは整骨院への受診が一番おすすめだとご紹介していきました。
しかし、中には家の近くに整骨院がなかったり、職場の近くに通える整骨院がなかったり、仕事で忙しく時間がつくれなかったりと、受診したくてもできないという方もたくさんいらっしゃいます。
そのような方たちでも正しく対処ができるように、以下では整骨院に受診できないという方向けの対処法をご紹介していきます。
まずは『アイシング』
上記でご紹介したように、症状の見極めを柔道整復師と同じレベルで行うということは難しく、ほとんどの方ができないと思います。
しかし、ぎっくり腰を起こしてしまった場合、ほとんどのケースで初期症状として炎症症状が起きます。
痛みの出ている患部が赤くなり、熱を持っているような場合はまずアイシングを行いましょう。
ぎっくり腰になってしまった当日、翌日くらいまでは、入浴の際に湯船に浸かるという行為は避け、シャワーのみにしておくことをおすすめします。
うつ伏せはNG
ぎっくり腰になってしまった場合、数日間はうつ伏せの姿勢を取らないように気をつけましょう。
うつ伏せの姿勢は腰への負担が大きく、一度うつ伏せの姿勢を取ってしまうと起き上がるのも難しく、痛みを悪化させてしまう可能性が非常に高いです。
自宅でリラックスする際、または夜寝る時は、痛みの出ている方を上にする形で横向きになりましょう。
ぎっくり腰になってしまった時、一番負担のかからずに楽でいられる姿勢は横向きとなります。
コルセットの着用
ぎっくり腰になり、動くたびに痛みが出てしまうという方は、ぜひコルセットを着用してみてください。
腹圧を高め力を入れやすくする、腰回りを固定してサポート等の効果があるコルセットは、持っているのであれば必ず着用していただきたいです。
中には「コルセットを着けると筋力が落ちると言われているから、なるべく着けたくない」という方がいらっしゃいます。
確かに、コルセットに頼ってしまうと筋力は落ちてしまいます。
しかし、ぎっくり腰の治療期間の数日〜数週間コルセットを使うくらいでは簡単に筋力は落ちませんし、筋力が落ちたとしても痛みを我慢する必要はありません。
そのため、コルセットを持っている方はぜひ着用してみてください。
持っていないという方は、ネットや薬局などでも購入できますが、整骨院のスタッフにサイズや使用感などのレクチャーを受けると、自分に合ったコルセットを見つけることができるのでおすすめです。
まとめ
ぎっくり腰になってしまった時にどのような対処を行えば良いのかについてご紹介しましたが、参考になりましたか?
整骨院に受診できないという方向けに、いくつか対処法をご紹介しましたがイメージはつきましたでしょうか。
繰り返しになりますが、整骨院を受診できる環境なのであれば、絶対に整骨院を受診するべきです。
万が一整骨院を受診できないという場合は、今回ご紹介した対処法を試してみてください。
タグ
からだの症状、腰痛